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アモーレパシフィック、ダーマ・ヘアケアグローバル拡張により「2035売上高15兆」目標達成加速

Global 2026-09-14
  • インベスターデー開催…エストラ・イリユン・アイオペ及びヘアケアグローバル成長戦略公開
  • BY30 ダーマ―ビューティー・ヘアケア売上それぞれ1兆ウォン目標、新たなグローバル成長軸育成
  • デジタル競争力基盤 BY27 売上高 10% 成長、営業利益率11% 以上目標提示

アモーレパシフィックは、ダーマビューティー、クリニカルスキンケア、ヘアケアのグローバル展開を強化し、アモーレパシフィックグループが掲げる2035年の売上高15兆ウォン達成に向けた取り組みを加速します。従来のグローバル主力ブランドの成長をさらに推進するとともに、新たな成長軸を育成。デジタル競争力を基盤に、複数ブランドの海外市場進出と事業拡大を進める方針です。

アモーレパシフィックは9月11日、ソウル・龍山(ヨンサン)の本社において、国内外の主要機関投資家およびアナリストを招き、「2026 Investor Day(インベスター・デー)」を開催しました。同イベントでは、AESTURA(エストラ)、ILLIYOON(イリユン)、IOPE(アイオペ)をはじめ、RYO、Mise-en-scène(ミザンセーヌ)などのヘアケアブランドにおけるグローバル成長戦略を発表するとともに、BY27の経営目標と具体的な実行戦略を明らかにしました。

■ ダーマビューティー・クリニカルスキンケアを新たなグローバル成長軸へ育成
アモーレパシフィックは、エストラとイリユンを中心にダーマビューティー事業のグローバル展開を本格化し、BY30(2029年7月~2030年6月)までに同カテゴリーの売上高1兆ウォンを目指します。アモーレパシフィックのダーマビューティーユニット長、イム・ウンソプ副社長は、両ブランドが持つ独自の製品競争力を生かしたグローバル成長戦略を紹介した。

韓国を代表するダーマコスメブランド「エストラ」は、主力製品「アトバリア365」で築いてきたブランド力をグローバル市場へと拡大します。直近3年間で36カ国に進出し、2025年の海外売上高は前年比4倍以上に成長しました。2027年上半期までにさらに9カ国へ進出し、グローバルでの成長を加速する計画です。

「イリユン」は、セラミドを配合した主力製品「アトクリーム」をグローバルの戦略商品として育成します。米Amazonのフェイシャルモイスチャライザー部門で5位にランクインするなど、着実に実績を伸ばしており、今後はSNSを活用したブランド認知の拡大とともに、米AmazonやTikTok Shopをはじめとする主要デジタルチャネルを中心に成長を図ります。

また、アモーレパシフィックのアクティブビューティーユニット長、キム・ジョンハ副社長は、クリニカルグレード・スキンケアブランド「IOPE」のグローバル成長戦略を発表しました。IOPEは、皮膚科施術に関する研究との連携を通じて専門性を高めるとともに、PDRNやレチノールなど高機能成分を活用した製品競争力を強化しています。米国のSephoraへの入店を足掛かりに、2027年上半期には欧州市場への進出も予定しており、2035年までに売上高5,000億ウォン規模のブランドへ成長させる計画です。

■ ヘアケア事業、BY30に売上高1兆ウォン・海外売上比率60%以上を目指す
アモーレパシフィックは、ヘアケア事業についても次世代のグローバル成長軸として育成します。

ヘア&ビューティーユニット長のノ・ビョングォン副社長は、RYO、ミザンセーヌ、ラボH、ロングテイク、アユンチェ(AYUNCHE)、AMOS PROFESSIONALなど、多様なブランドによるポートフォリオを生かし、BY30(2029年7月~2030年6月)までにヘアケア事業の売上高1兆ウォン、海外売上比率60%以上を達成する目標を示しました。

米国、中国、日本、ブラジルなどの主要市場において、プレミアムヘアケアおよびスカルプケアを中心に事業を拡大するとともに、各ブランドのグローバル戦略商品を育成します。ミザンセーヌの代表商品「パーフェクトセラム」は、米Amazonのヘアスタイリングオイル部門で1位を獲得するなど、グローバル市場で着実に存在感を高めています。

アモーレパシフィックは、70年以上にわたり蓄積してきた頭皮・毛髪研究の知見と幅広いブランドポートフォリオを強みに、「K-ヘア」のグローバル市場拡大をけん引して参ります。

■ デジタル競争力を強化し、成功モデルをグローバルへ横展開
アモーレパシフィックは、デジタル競争力のさらなる強化を通じ、各ブランドで実績を上げた成長モデルをグローバル市場へ迅速に展開します。経営戦略ディビジョン長のキム・ヨンホ常務は、SNSやEコマースをはじめとする主要デジタルチャネルで顧客接点を拡大するとともに、ブランドおよび市場ごとに確立した成功モデルを世界各地域へ迅速に展開し、成長スピードを高めていく方針を示しました。

特に、消費者データや市場・チャネルごとのインサイトを活用してマーケティングの精度を高め、ブランドの成長段階や各市場の特性に応じて投資効率を向上させます。これにより、既存の主力ブランドのグローバル展開を加速するとともに、新たな成長ブランドを継続的に育成する「マルチブランド成長体制」の強化を図ります。

こうした戦略を背景に、アモーレパシフィックはBY27(2026年7月~2027年6月)について、売上高10%成長、営業利益率11%以上という目標を策定しました。米州、欧州、日本などの主要市場で事業を拡大するとともに、ダーマビューティー、クリニカルスキンケア、ヘアケアなどの成長カテゴリーへ重点的に投資し、成長性と収益性の双方を高めていきます。

アモーレパシフィックのキム・スンファン代表取締役は、「アモーレパシフィックはここ数年、ブランド競争力の強化、事業ポートフォリオの再編、グローバル市場の多角化、チャネル革新を通じ、成長ブランドを発掘し、グローバルへ展開する力を培ってきました。今後は既存の主力ブランドの成長をさらに加速するとともに、ダーマビューティー、クリニカルスキンケア、ヘアケアを新たなグローバル成長軸として育成していきます」と述べました。

さらに、「ブランド価値、技術力、品質という本質的な競争力を一段と強化しながら、SNS、Eコマース、AIがもたらす顧客や市場の変化にも機動的に対応していきます。これらの取り組みを通じ、グローバル市場における持続的な成長を実現していきます」と語りました。

アモーレパシフィックグループは、2025年の創立80周年を機に、「Create New Beauty」をビジョンとして掲げ、2035年までに売上高15兆ウォンを達成し、世界を代表するビューティー&ウェルネス企業へ飛躍するという中長期目標を発表しています。今回の「2026 Investor Day」では、その実現に向けたグローバル・マルチブランド成長戦略と、主要事業ごとの具体的なロードマップを提示しました。